弥生賞でぶっちぎりの最下位だったヘヴィータンクが引退を表明しました。

デビュー戦が弥生賞のヘヴィータンク、1戦1敗で引退

関連:ヘヴィータンク最下位、タイムは2分23秒9、上がり3ハロン45.7



 

ヘヴィータンクの馬券を売っておいて、未だに何のコメントしないJRAの姿勢に問題があるはずです。

 

僕は大問題になるだろうと思ったので、弥生賞の予想記事で、わざわざヘヴィータンクについて取り上げて酷評しました。

ヘヴィータンクは「全く勝つ気が無い」どころか「レースに参加する気すらない」出走だったのは、調教をある程度見れる人なら解るはずです。

確認しておきますが、まず重賞はタイムオーバーが無いので、最下位だろうが出走手当込みで約150万円入ります。

また、1戦1敗で登録抹消した場合、JRAからの抹消給付金が150万円出ます。

2戦目走ろうが、3戦目走ろうが抹消給付金の額は変わりません。

そのため1戦1敗で引退です。

要は走れる状態じゃなかろうが、約300万円をGET出来ます。

これほど美味しい話はないでしょう。

僕も菜七子騎手をおんぶして一生懸命走りますので、重賞に出して欲しいです。

 

森厩舎の今回のやり方を「ルールだから問題ない」と擁護する人も居ますが、勝つ気が無い馬を出走させる事は競馬法に違反しています。

ちなみにヘヴィータンクは10頭立ての単勝9番人気で、全部の券種併せて8800万円売れたそうです。

詐欺の被害としてはかなりの金額だと思います。

ルールの背景

こういったルールがある背景は、出走馬数の確保の問題です。

基本的には頭数が多ければ多いほど、売上はあがります。

そのため重賞はタイムオーバー無しで10着まで賞金が出るわけです。

 

また、2歳戦は特に出走数が不透明なので、抹消給付金制度狙いで登録する馬もJRAにとっては助かっています。

そのため、現行ルールの意図や役割は十分理解出来ますが、問題は馬券を売る側の姿勢です。

弥生賞はヘヴィータンク以外にも10着賞金狙いで出走した馬が何頭か居ました。

森厩舎も当初は3頭予備登録しています。

しかし、全体の登録が11頭になったので、一番格上のニシノトランザム(500万クラス)を回避させました

そういう背景を知っていると、ヘヴィータンクどころかアラウンも絶対来ない事が分かります。

でも馬券を買った人の何割がこの事実を知っていたのでしょうか。

 

ギャンブルの基本原則として、主催者側は最低限これらの情報を十分告知して馬券を販売する必要があったはずです。

ヘビータンクについては、調教情報をJRAのHPとレープロに乗せる必要もあったでしょう。

そこまで告知して初めて、「馬券を買った人の自己責任」が成り立ちます。

栗東CWに公式タイムは存在しませんが、一刻も早く機械計測を導入すべきです。

といった感じで、今回の件は「制度的に問題ないからOK?」「競馬法違反?」という議論は抜きにして、JRAの馬券を売る姿勢は非難されて然るべきだと思います。



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