やはりと言っては何ですが、完調ではない馬が沢山居ます。
今回、不安点・マイナス評価点がある馬を消していくと、見事に全頭消えました。
「馬券的には見送り」という判断が賢明ですが、いちおう予想しておきます。
馬場は先週までを踏襲した感じです。
最内は駄目そうですが、外からの差しも決まりにくい状況となっています。
ペースに関してはキタサンが引っ張るかもしれませんが、ギニョールやアイダホが絡んで来る可能性が高いです。
どういうペースになるか想像も付きません。
本命:レイデオロ
この馬は調教を見る限り、極めて順調です。
前走の内容を見る限り、3歳馬の中では頭一つ抜けた馬だと思います。
消去法的にこの馬を本命としました。
不安点は血統です。
東京2400Mのデータ見る限り、ロングスパート適性の無いキンカメ産駒はよくありません。
母方もウインドハーヘアの血が入ってディープぽいですが、ラドラーダ・レディブロンドは短距離馬。
そのため、古馬の東京2400Mの流れに対応できるかどうかは微妙です。
ただ内枠を引けたので、コーナーで外々回されて脚を使ってしまう事は無いと思います。
加えて、前走は先行策で結果を残した事が大きいです。
内で先行していれば、ロングスパートの流れになっても追い出しを遅らせる事が出来ます。
最内は伸びませんが、ルメール騎手ならおそらく上手く外に出してくれるでしょう。
それと今回はキタサンブラックがペースを作れない可能性もあります。
もし仮にスローの用意ドンになった場合、上位人気の中ではこの馬が一番切れるはずです。
レイデオロに不安点が無くはないですが、他の馬はもっと不安なのでこの馬を本命にしました。
対抗:イキートス
ここ10年「馬券圏内無し」の外国馬を積極的に買おうとする傾奇者ですが、オッズを考えれば買って当然のレベルの期待値はあると思います。
昨年のJCは7着でした。
ジャパンカップ2016(3枠5番)
残り200で止まりましたが、これは馬場の悪い内側に突っ込んだのが原因です。
キタサンブラックには完敗しましたが、他の馬とは差がありません。
今年になってからも順調で、成長している可能性すらあります。
ギニョールには負け越していますが、レースVTRを観る限り、ギニョールとイキートスは馬場の通った場所も脚質も違うので、勝負付けは済んでいません。
また、イキートスは凱旋門賞でも強い競馬をしています。
凱旋門賞2017(11番:黄帽)
スタート後にムーア騎手にタックルされて不利を受けています。
道中はグリーンベルトを進んでいますが、最後の直線は外に出してしまいました。
内有利の馬場である事を考えれば、十分評価出来る内容です。
更にこのレースの次からD.ポルク騎手に乗り替わわっています。
全く知らない騎手ですが、一つだけ言えることは「シュタルケ騎手よりかは上手い」という事です。
不安点もあります。
昨年より時計が速い点です。
昨年は良馬場でしたが、小雨が降っていました。
上がり3F33秒台が求められるレースとなると、流石に厳しいと思います。
そこは同郷のギニョールの逃げに期待したいです。
3番手マカヒキ
前走はレースに参加してないのでノーカウントで構いません。
今日の馬場ならメンバー中で最も有利だと言えます。
展開が向けば頭まである馬でしょう。
本来ならもう少し高い評価でも良かったのですが、調教はイマイチでしたし、穴人気しているので3番手評価が限界です。
△ヒモ:キタサンブラック
調教を見る限り、万全とは言いませんが、サトノクラウンなど他の天皇賞組よりかはマシだと思います。
前走の出遅れも事故的な面があるので、再現性は低いでしょう。
ただ、良馬場の東京競馬場は相対的に良くないと思います。
去年のJCは他の馬が参加してないレベルで恵まれたのでノーカウントです。
今回は外国馬に逃げ・先行馬が居ますので、昨年のように空気を読んでもらえないと思います。
それに加えて問題なのが武豊騎手の状態です。
先週のマイルCSの予想では2008年のブレイクランアウトの事例を持ち出し、「おそらく乗れる状態じゃ無い」と書きました。
日曜日の騎乗を見ると、案の定全く追えていませんでした。
マイルCSの騎乗内容もどうかと思います。
武騎手は自分を降ろしたエアスピネルを妨害しようと、外から幅寄せしていました。
結果的には大した不利にはならなかったものの、エアスピネルはハナ差で負けただけに陣営としては怒り心頭でしょう。
武豊騎手がそんな状態だったので、京都2歳は無印にしてみましたが、今日はちゃんと乗れていましたm( _ _ )m。
1番人気で飛ばしたレースもありましたが、前が詰まっただけなので気にしなくて構いません。
武騎手の状態が悪ければ無印も考えましたが、ちゃんと乗れそうなので4番手評価です。
△ヒモ:ギニョール
イキートスに先着しているという理由でいちおう押さえておきます。
お父さんのケープクロスと言えばJC3着のウィジャボードです。
そのためギニョールも日本で走るような気がしますが、2006年のJCはメンバーがあまり揃っていませんでした。
ハーツクライがレース中に怪我をしていた事もあり、3着は全く評価出来ません。
切れ味比べを避けるという点で、逃げ・先行できる点は評価しますが、馬場の悪い最内を通る可能性も十分です。
オッズを考えてもイキートスの方を上に取るべきだと思います。
☓押さえ:シュヴァルグラン
先週までは本命予定でした。
しかし、6番手評価まで下げます。
理由はデムーロ騎手が乗らないからです。
いや別にボウマン騎手でも全然構いません。
前回来日した時(2016年春)は東京競馬場ならデムーロより上手く乗っていましたので。
それで人気が下がるなら寧ろプラス評価にすべきでしょう。
しかし、問題はミルコが捨てた理由です。
有力説は
「サトノクラウン騎乗予定だったムーアが急遽オブライエン厩舎のアイダホに乗るため、空きが出てノーザンの根回しで・・・」
と言われていますが、果たして理由はそれだけなのでしょうか?
アイダホは一ヶ月前から参戦を予定していて、2週間前には正式に招待を受諾しています。
にもかかわらず、ミルコは1週前にシュヴァルグランの調教に乗っているわけです。
ここに矛盾が生じています。
そもそも、雨が降らなければシュヴァルグランに乗る方が得策でしょう。
何故デムーロ騎手はサトノクラウンを選んだのか?
考えられる可能性は2つあります。
・デムーロがチョイスを間違った
・シュヴァルグランの調子が悪い
結局デムーロ騎手はサトノクラウンか。シュバルなら本命だったけど、サトノクラウンは迷うなあ。ペルシアンナイトの富士Sと違ってミルコは京都大賞典の敗因を「自分の騎乗ミス」だと解ってないだろうから、チョイスを間違った可能性もある。一方でシュヴァルの状態が悪い可能性もあるので難しい。
— メタボ教授 (@metabopro) 2017年11月21日
色々考えましたが、おそらく後者が正解です。
調教を見る限り、ミルコが乗った1週前追い切りの際に何かしらのアクシデントがあったと推測出来ます。
ゆえに本調子では無いと見て押さえ扱いまで下げました。
☓押え:レインボーライン
前走は岩田騎手が上手く乗りました。
昨年から力を出しきれない競馬が続いていたので、スムーズな競馬ならこのくらいはやれます。
どうも世間の評価は雨専用機みたいな扱いなので、オッズが前走と変わりません。
秋天組の中だと調教はいいです。
流石に頭は無いと思いますが、3着くらいはあると見て今回も押さえておきます。
無印:サトノクラウン
良馬場だと東スポ杯2歳とダービー3着くらいしか良績がありません(ダービーはリアルスティールは骨折していたので実質4着)。
字面の血統通りの評価でいいと思います。
前走は大雨だったのと、デムーロ騎手の買い時だったので高く評価しましたが、今回はどちらでもないので評価を下げました。
そもそも、何故ジャパンカップを使うのか疑問に思います。
この馬の調整過程からすると、JCをスキップして有馬を使うのが定石です。
おそらく、前走よりパフォーマンスを下げるでしょう。
それと最終追いきりは何故かムーア騎手が乗っています。
有馬はムーア騎手らしいので、勝負は有馬と考えていいのかもしれません。
デムーロ騎手はシュヴァルグランとサトノクラウンの2択で迷いましたが、どちらもハズレwwwと見ました。
もちろんデムーロ騎手という理由で押さえるのはアリですし、僕も人気薄を絡めた3連系は少し押さえますが、期待値を考えれば無印が妥当です。
無印:ソウルスターリング
前走はレースに参加してないのでノーカウントでいいです。
ただ、調教が良くありません。
それと前走は不良馬場を評価して本命にした手前、今回の馬場は向かないと思います。
人気が無ければ押さえようと思いましたが、この人気なら印を回しませんでした。
予想の印
◎レイデオロ
◯イキートス
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△キタサンブラック
△ギニョール
☓シュヴァルグラン
☓レインボーライン
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