阪神競馬場芝外回り1600Mのデータ解説記事です。

武豊騎手が不調

騎手別の成績と回収率を見ると基本的にはリーディング上位の騎手が優秀です。

阪神1600M騎手データ



そんな中、武豊騎手の数字の低さが目立ちます

阪神外回り全体を見ても数字が悪いです。

武騎手は一方で京都外回りの数字はいいですし、実際他の騎手よりも上手いですが、阪神外回りが出来て10年以上経つのに、この数字は驚きました。

考えられるとすれば、コース理解度の問題ではなく、最後の坂区間において「追う力の差」で若手騎手に負けているのかもしれません(あくまで仮説ですが)。

トップスピードは案外必要ない

阪神外回りは緩むと速い上がりが出るコースですが、回収率的には加速力タイプが優秀です。

例外はハービンジャー産駒ジャンポケ産駒

どちらも大穴を1回あけているのが回収率の高い原因となっています。

ハービンジャー産駒だとテルメディカラカラが重馬場で単勝90倍を開けた1発が大きいです。

ジャンポケ産駒だとミルトプリンスが逃げて1着で単勝400倍というトンデモナイ穴を開けています。

以上の理由からハービンジャーやジャンポケが阪神1600Mに向いているとは思えないです。

外枠有利

枠順別で見てみますと、成績も回収率も「外枠>内枠」というのがクッキリ出ています。

阪神1600M枠順

阪神外回りはコーナー角度が緩く、

4コーナーで馬群が密集しやすい印象です。

そのため、外からの差しが決まりやすいのだと思います。

京都外回りとは逆の傾向なので、覚えておきましょう。

脚質別に見ると・・・

一方で脚質別データを見ても傾向はよく解らないです。
阪神芝1600M脚質

前に行く馬も来ていますし、後ろからでも届きます。

他の要因と組み合わして見てみました。

まず阪神外回りにおける牧場別の全データはこんな感じです。

ビッグレッドファームの回収率が目立ちます。

内訳を見てみると、大半は逃げた馬で穴を開けた結果です。

一方で、社台・ノーザン系は及第点となっています。

内訳を見てみると差し馬が多く、ノーザンファームだけはディープインパクト産駒やキンカメ産駒でも回収率が高いです。

血統×脚質で見てみると、ステイゴールド産駒は逃げ・先行馬が圧倒的で、ダイワメジャー産駒は差し馬でも回収率が高くなっています。

逃げ馬を狙う時は「マイネル系やステイゴールド産駒」、差し馬を狙う時は「社台系優先」みたいな考え方がいいかもしれません。

 

以上が阪神1600Mのデータ解説記事でした。

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