関屋記念や新潟2歳Sが行われる芝外回り1600Mのコース解説記事です。
尚、今回から見やすいように表の回収率に色を付けています。
回収率100%オーバーが黄色で、回収率60%未満が水色です。
田辺騎手が狙い目
新潟芝外回り1600Mの主要騎手成績
田辺騎手の存在感が光ります。
新潟外回り全体の数字を見ても好成績・高回収率であり、得意としているのは間違いありません。
一方で内田騎手・戸崎騎手の地方競馬上がりの両騎手は回収率が極端に低いです。
おそらく、地方のダートとは勝手が違うのでしょう。
基本的には経験がモノを言うコースなので、若手ジョッキーよりもベテランジョッキーの方が成績がいいです。
デムーロ騎手は経験が少ない中でしっかり結果を残しているのは流石だと思います(馬質がいいという見方も出来ますが)。
種牡馬傾向
新潟外回りはトップスピードが求められやすいだけに、基本的にはディープやキンカメが有利なのですが、マイルは少し違います。
マイルは短距離馬の出走が多いです。
脚を溜める競馬をしてしまうと前を走る短距離馬との差が広がってしまいます。
そうなると早く仕掛けないと届かなくなるのです。
ロングスパートの適性が求められる結果、ハーツクライやゼンノロブロイの回収率は高くなっています。
また、ハイアーゲーム・ナカヤマフェスタ・メジロベイリー・マーベラスサンデーの回収率がいいように、人気になりにくいマイナーなサンデー系種牡馬を狙うのもアリでしょう。
一方で同じサンデー系でもトップスピードが足りないダイワメジャー・ネオユニヴァースは厳しい結果となっています。
ロングスパートが得意なジャンポケ・ハービンジャーが悪いのもトップスピードが足らないからだと思います。
あとプリサイスエンドが案外いい事にも驚きです。
馬券になったケースを分析するとダート血統なので逃げ残りが多いかと思いきや、新馬や未勝利のドスローで切れるというパターンが多いです。
16年の新潟2歳で2着に入ったオーバースペックも母父は非サンデー(キャプテンスティーブ)であるにもかかわらず、32秒台の脚を使えました。
ただ、馬券になっているのは2歳馬ばかりで、仕上がりの良さが影響しているのかもしれません。
枠順の有利不利
枠順については6枠がいい事になっています。
単勝300倍に近い穴馬が勝った事が回収率の高さの要因ではありますが、複勝率などの成績も悪くないです。
内外差について見てみると、開催後半は内側が荒れるので外枠の方が良くなっています。
開催後半の枠順別成績
新潟競馬場は通年野芝なので他の競馬場よりかは芝が荒れやすい印象です。
開催後半は素直に外枠の馬を中心に買いましょう。
追い込み馬有利
前走の脚質別成績
前走後方から競馬をした馬の回収率は単勝回収率94%、複勝回収率95%と高い数字を記録しています。
後方からの競馬をした馬の中には「能力不足で付いていけない」馬のデータも混じっているため、これだけ高い数字が出てくるコースは珍しいです。
ただ、細かくデータを見ていくと前走から距離延長で使ってきた追い込み馬の回収率が高いのが原因だと判りました。
前走マイル以上を使っていた場合は脚質に差がありません。
そのため、前走1400Mや1200Mで後ろから競馬をした馬を狙うようにしましょう。
以上が新潟芝外回り1600Mの狙い目でした。
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競馬まとめ新着
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お疲れ様です
内枠の成績がよくないのはコーナーがきついからだと思うのですが。
言われるようにインからのロングスパートもかけにくいですしね。
ありがとうございます(^o^)。
コーナーがキツイ場合、内側を回るデメリットは
・加速が付けにくい
・馬群がバラけやすいので、内外差があると外側の馬にやられやすい
の2点なのですが、
新潟外回りで内を走る馬はコーナー区間ではまず仕掛けないのでスローの上がり比べなら多少は影響しているのかもしれません。
中々掴み所の無いコースですよね。
「直線長いから瞬発力勝負!ディープ産駒やノーザン系買えば儲かる!」と根拠無く思い込んでる人も多いので、世間のイメージに流されないのが肝心だと思っております。
世間のイメージ=過剰人気になりやすいですから、こうやって回収率データを確認しておくのが勝利への近道となります(^o^)。