現状賞金額最高峰のレースと言えばドバイワールドカップですが、それを上回る賞金額のレースが創設されるそうです。
ただし、エントリー料も桁違いです。
NETKEIBA様より引用
ストロナックグループは5月11日、来年の1月28日のガルフストリームパーク競馬場で総賞金1200万ドルの“ペガサスワールドカップ”の第1回目を開催すると発表した。
世界で最も巨額な賞金のサラブレッド競走となるであろうペガサスワールドカップはダートの距離9ハロンで争われ、世界の競馬界のビッグスターたちを誘致するために計画された。
レースは関係者がペガサスワールドカップ出走枠を購入するために100万ドルを支払った12頭の馬に制限される。
登録馬の馬主はその後登録馬のレースへの出走、リース、権利の分割、出走枠の販売が可能となる。オリジナルの登録馬はまた、将来のペガサスワールドカップ競走に参加するための最初のオプションを保有することになる。
ストロナックグループの発表によると、すべての登録馬は世界最大の賞金を争うだけでなく、ペガサスワールドカップの収益のうち、パリミュチュエル方式のネット馬券売上、各種媒体の著作権、スポンサー料の100%を等しく共有する。
【補足】
出走馬の馬主は100万ドルを支払うかわりに、出走枠や出走馬の取引が可能で、賞金以外に各種売上も手にできるという、ハイリスクハイリターンなレースが設立される運びとなりました。総賞金1200万ドルは1000万ドルのドバイワールドカップを上回る世界最高額となります。旗振り役のフランク・ストロナックは、カナダ最大の自動車部品メーカーであるマグナ・インターナショナルの創設者で、グロリアスソング(Glorious Song)やゴーストザッパー(Ghostzapper)の馬主であり、アメリカ最大の牧場アデナスプリングズのオーナーでもあります。
異例の開催時期や運営スタイルがどこまで支持されるか不透明ですが、世界のビッグレースのひとつとして確立され、競馬界を盛り上げてくれればなによりです。
安っぽい名前(・∀・)。
昔の貴族競馬に原点回帰する運営形態だと言えます。
枠を買ってくれる「12人の金持ち」は現れるのでしょうか。
日本で参加するなら
JRAが権利を買うのが一番合理的です。
法律が変わって海外競馬の馬券を販売できるようになったので、目玉の一つに出来るはず。
「日本で馬券を売った場合の収益配分がどうなるか」は解りませんが、普通に考えれば100万ドルは安い買い物です。
開催が1月末という事なので
チャンピオンズカップの上位馬を送り出せばいいと思います。
本質は賞金じゃない
いい馬が集まるかどうかは、
賞金が高いかどうかはあまり関係ありません。
有力馬主がそのタイトルが欲しがるかどうか、ただそれだけです。
金銭的な損得を勘定していたら
馬主なんてやりません。
ドバイワールドカップは華やかなショーがありますし、凱旋門賞は素晴らしい雰囲気があります。
凱旋門賞で優勝関係者しか乗れない馬車に乗ることが計り知れない名誉なわけです。
そういう魅力が無い日本の競馬は
世界の一流馬が来ないとも言えます。
ペガサスワールドカップの成否もそこにかかっているはずですが、主催者側は解っているのでしょうか。
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