逃げるのはおそらくサヤカチャンだと思いますが、後ろは無視するでしょう。
全体の流れとしては厳しくならないと思いますが、近年のオークスは滅茶苦茶緩む事はありません。
中距離の適性も多少求められますし、上がりの脚もそれなりに必要です。
馬場は若干「外有利」のように見えます。
ただし、近年のオークスはそこまで緩まないため(勝ちタイム2分25前後)、距離ロスなく立ち回った方が有利です。
そういった観点で「内外差無し」と見ました。
本命はアーモンドアイです。
桜花賞は圧勝でした。
ポイントは4コーナーであの位置なのにルメール騎手は全く焦ってない事です。
一瞬の末脚しか使えない馬でも無いですし、能力が抜けていると解ってなければ、あのような横綱競馬は出来ません。
調教も2走前と比べれば格段にいいです(前回はモヤでデータが存在せず、休み明けの仕上がりや成長具合が確認出来ませんでした)。
ロードカナロア産駒云々は心配していません。
ロードカナロアのお母さんはゴリゴリの短距離血統ですが、お父さんはキンカメです。
「厩舎自体が短距離を得意としているから、ロードカナロアはスプリンターだった」
と見る事も出来ます。
アーモンドアイのお母さんはオークス2着など中距離で強かったフサイチパンドラです。
また、これまでのレース内容を見る限り、スタート後追っつけているような感じで、1600のペースは少し早いくらいだと思います。
折り合いについても全く問題が無いので、距離延長はプラスでしょう。
心配なのは馬群が外外に寄ってきた時に進路が無くなる事です。
昨年のオークスパトロール
5/21
オークス パトロールビデオ#keiba pic.twitter.com/vAZ5G4OOG7— NTJ (@7NTJ_) 2017年5月21日
ソウルスターリングのルメール騎手は4コーナーで内を開けて走っています。
前のレースまで逃げ馬は外を回していませんでした。
「馬場のいい所を取ってしまう」
のと
「外から差してくる馬(アドマイヤミヤビ)の進路を封じる」
ために外へと誘導しています。
ラッキーライラックにこれをやられるとアーモンドアイはキツイのですが、おそらく石橋騎手にこういう引き出しは持ってないはずです。
最大の心配点は僕が本命にした事でしょう。
オークスの話、アーモンドアイはロードカナロア産駒で距離延長云々言われているけど、折り合いは全然問題無く、マイルは寧ろ短い印象でオークスの方が向くはず。そもそもオークスはあまりスタミナの必要ないレース。軸としては鉄板。といった事を府中開催で逆神と化したメタボ教授が申しております。
— メタボ教授-競馬専用 (@metabopro) 2018年5月15日
まあ歴史的名馬なら逆神の本命も跳ね除けて勝つのではないでしょうか。
対抗:カンタービレ
前走はデムーロ騎手が上手く乗っています。
それでトーセンブレスと互角なので、ここでは少々物足りません。
ただ、レースに臨む過程としては最高です。
輸送もこなしましたし、今回の調教も素晴らしいと思います。
デムーロ騎手がサトノワレキューレと天秤にかけて「最後まで迷った」とコメントしていたそうです。
リップサービスのように見えますが、案外本音かもしれません(カンタービレに負けた時の予防線)。
折り合いには少し不安がありますが、コーナー4つを経験している点は他の有力馬よりアドバンテージがあります。
仮に去年のような外伸び馬場になった場合、田辺騎手か武豊騎手から買いたいので、マウレアと比較した場合、こちらを上に取りました。
3番手:レッドサクヤ
前走の敗因は本馬場入場です。
人身事故を起こします。
これだけ強く当たれば多少のダメージはあったはずです。
更にスタート直後、隣の馬にもぶつかっています。
そこからガーッと行こうとしましたが、松山騎手が上手くなだめて折り合う事に成功。
4コーナーでは強気に外から仕掛けましたが、流石に無理でした。
ただ最後まで踏ん張って、着差的には今回逆転可能です。
2走前福永騎手が乗った時は後ろで脚を溜める競馬が出来ていましたので、距離延長はプラスだと思います。
もう少し内目の枠が欲しかったのですが、穴ならこの馬です。
4番手:リリーノーブル
前に馬を置けば折り合える馬です。
馬群突破も出来るので最内枠はいいと思います。
調教はギリギリの所を攻めた感じです。
新馬で輸送の経験がありますが、パドックはきちんとチェックして買った方がいいでしょう(ガレたりイレコミが激しい可能性アリ)。
押さえ:マウレア
前走は外外回したのが敗因と陣営は言っています。
でも、勝ち馬・3着馬は外を回しているだけに、はっきり言って力負けです。
今回は得意の内枠が引けました。
内の立ち回りや馬群突破能力を考えれば、上位との差を詰められると思いますが、それだけで逆転出来る相手とは思えません。
とは言え、血統配合的には高速馬場の東京に変わって上積みがあるかもしれません。
武騎手の騎乗にも期待します。
押さえ:オールフォーラヴ
前走はサヤカチャンが大逃げして、放っておけば垂れるのに追いかけてしまいました。
最後大失速しましたが、何とか凌ぎきります。
2走前も早めに行きましたが、浜中騎手からタックルを喰らって騎手がバランスを崩しました。
折り合いはいい馬なので2400も大丈夫です。
血統的にもスローの上がり比べは十分対応出来ると思います。
寧ろそれで上積みがあるかもしれません。
もう少し評価を上げても良かったのですが、調教がイマイチでした。
押さえ:ラッキーライラック
この馬は切っても良かったのですが、いちおう押さえます。
最大の問題は折り合いです。
桜花賞で先行して上位に入った馬は信用出来ません。
ただ、ラッキーライラックは元々先行馬ではなく、包まれるリスクがあるので前に行っただけです。
そして調教師曰く「今回は折り合いを意識した調教にした」との事
幸い内枠を引けたので、前に馬を置くことは出来ると思います。
それでも折り合いを欠く可能性は高いです。
思い切って無印でも良かったのですが、いちおう押さえました。
ただアーモンドアイとの馬連を買っても仕方ないので、3連系のヒモだけです。
消し:サトノワレキューレ
ロングスパートタイプの馬です。
前走もコーナーから仕掛けました。
東京であそこから仕掛けると厳しいのですが、それでも押し切ったあたり相当強いです。
問題はレース間隔の短さだと思います。
関西馬なので連続輸送となり、厳しいです。
調教も馬体維持を意識した内容でした。
それと枠も問題だと思います。
外から捲くるしか出来ないので、内枠はよくありません。
一旦後ろに下げてアーモンドアイを見ながらの競馬となります。
もし仮にアーモンドアイの外から行こうとして併せ馬の形となれば厳しいです。
捲りを決めるには他がスルーしてくれるタイミングで行くしかありません。
東京でそういう事をやってもまず成功しないです。
といった理由で、今回は厳しいと考えて消し評価としました。
同じく消し馬として
シスターフラッグ、サヤカチャン、オハナ、トーホウアルテミス、ウインラナキラを挙げておきます。
予想の印
◎アーモンドアイ
◯カンタービレ
▲レッドサクヤ
★リリーノーブル
△マウレア
△ラッキーライラック
△オールフォーラヴ
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