書籍本編では
「調教タイムはあまりアテにならないから気にするな」
的な事を書きましたが、少しだけ訂正させて頂きますm(_ _)m。
調教はゴール板を過ぎてでもやっているので、その前のタイムを見ても意味が無いと書きました。
実際の調教動画(騎手目線)で見れば明らかです。
ゴール板過ぎてからムチを入れています。
それより前の区間だけの時計や映像を見ても意味が無いことは明らかでしょう。
ただ、栗東坂路の映像を見ると、こちらは例外だと言えます。
ゴール後に急コーナーがあるので、ゴール後に延長して追うのは不可能です。
また、入り口がヘアピンコーナーのため、タイム計測時点の遥か手前から加速して5Fとか6Fの調教も不可能です。
そういった意味で栗東坂路の4Fの数字は信用性が高いと思います。
この部分を訂正させて頂こうと追記しました。
もちろん、手計測じゃなく機械計測という観点からも、栗東坂路のタイム信用性は高いです。
美浦坂路
については騎手視点の映像が見当たらないので評価が難しいです。
坂路なので終点はあります(ゴール後しばらくして急激な左コーナーがあり)。
画像は(JRAHPより)
ゴール板過ぎて100Mも200Mも余計に追っている事はないはずです。
ただ、問題は開始地点です。
JRAの資料によると計測開始地点より270Mも手前から「助走区間」となっています。
ちなみに栗東のヘアピンコーナーから計測開始地点までの助走距離は約70Mです。
美浦の馬が助走区間をどう走っているのかはよく知りませんが、少なくとも美浦の坂路時計は栗東坂路ほどの信用性は無いものだと考えた方がいいでしょう。