2018年はブログ予想の公開収支はプラスでしたが、競馬場別で見ると東京競馬場は全く駄目でした。

今年に限った話ではなく、近年は東京競馬場の芝が苦手です。

ブログでは全重賞参加という縛りなので予想していますが、実際は少しの金額しか買っていません。

僕の予想スタイルだと東京競馬場は駄目な理由を自己分析しました。

ノーザンの運動会

まず目立つのがノーザンファームの強さです。

今年(2018年)の東京競馬場芝のデータを取ると下記のようになります。

 

出身牧場別

これだと分かりにくいのですが、

 

馬主別に見ると顕著です。

 

ノーザンのクラブと自家出走が強い=天栄・しがらきで鍛えた馬がいい
という事になります(つまり非ノーザン出身馬でも、天栄やしがらきで鍛えれば東京だと走る)。

ノーザン産でも個人馬主が冷遇されているのは、セリに大した馬を回してないからなのかもしれません。

セレクトセールの売上が鈍るまで、この傾向が続くと見ています。

 

といった感じで、東京競馬場の芝コースではノーザン以外の馬を本命にするのはよくありません。

事実、今年の東京芝コースで全頭買いすると
回収率は
・単勝回収率57%
・複勝回収率62%
です。

ノーザンファームの馬を除外すれば
・単勝回収率53%
・複勝回収率57%
となります。

ノーザンか非ノーザンか分けて考えないと、回収率を100%以上に持っていく事は不可能でしょう。

 

 

あくまで2018年の数字なのでサンプル数は十分じゃないかもしれませんが、来年も大きくは変わらないかと(ちなみに競馬場別で見ると東京の回収率は2番目で、一番は福島となっています)。

 

じゃあノーザンの馬を買えばいいじゃんとなりますが、1つのレースに沢山出走するので
どの馬が来るのか?
という問題があります。

ノーザンの運動会=インサイダー情報を持っている人が有利なので、別競技です。

実際、関東のノーザン馬は調教を天栄でやって、美浦では軽めの調教で、ウッドコースはモヤで計測出来ない事もあり「調教がブラックボックス化」しています。

馬場の問題

東京競馬場は内外差が大きく発生する事も珍しくありません。

その原因は東京競馬場の広さに原因があると考えています。

他の競馬場よりも広いので、同じ面積をメンテナンスをしても、ツギハギみたいな形になるようなイメージです。

雨が降ると偏りがより顕著になります。

こうなってくると前日予想だと馬場読みが難しいです。

それと異常な高速馬場という要因もあるでしょう。

2400Mを2分20秒6で走れる馬場です。

本来は下級条件でもそれなりのタイムで走れるはずですが、ジョッキーが他の競馬場の感覚で乗っているので、スローの上がり比べばかりとなっています

着差があまり開かないレースで、紛れが生じやすいです。

馬群が密集して前が壁になる不利が多く発生しますし、仕掛けのタイミング一つで取りこぼしも発生します。

運次第なので予想をするのに困るのですが、昨年ノーザン関係の馬をヒモに押さえて無くて外したレースが何個かあったので、そこは反省です。

といった感じで、ノーザンから買うのが基本であるものの、どの馬を買えばいいのかは簡単じゃありません。

ノーザンの関東馬だと
短期外国人ジョッキー>ルメール騎手>石橋騎手>大野騎手

みたいな序列のランク付けがあるものの、そのくらいはみんな知っています。

ゆえに回収率はこの順番じゃありません

クラブ系ノーザンを買うのは基本であっても、沢山居るので選択が難しいです。

JRAが高速馬場をやめれば傾向が変わるかもしれませんが、当面はこの傾向が続くと見ています。

来年の東京競馬場のレースは他の競馬場よりもクラブ系ノーザンを偏重して買ってみますが、どうなるでしょうか。

 

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