このページは電子書籍の追加コンテンツの1つです。

10章:競馬で勝ち続ける1%になる方法
最後は、この本を読んで頂いた読者様が「更に上へステップアップするにはどうすればいいのか?」ヒントになるような事を書いていきます。

競馬で勝つため方法はここまで述べてきた通りです。
しかし、10年後・20年後まで勝ち続けようと思った場合は理論の修正が必要となります。
近10年は殆ど競馬の質が変わってないですが、全く同じというわけでもありません。
騎手の勢力・厩舎の考え方・馬場整備というのは少しずつ変化しています。

また、競馬予想自体も少しづつ進化しているので、他の予想家の動向に注意を払うべきです。

今後どうすればいいのかを書く前に、まずは「メタボ教授がどうやって競馬予想力を身につけたのか?」を振り返ろうと思います。

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10-1.メタボ教授が予想力を付けた過程
ギャンブルに限った話ではありませんが、「人と違う視点で物事を考える」と成功に近づきやすいです。

僕が競馬を始めた頃はみんな競馬新聞を見て予想をしていました(今でもそうかもしれませんが)。
競馬を一通り学んだ後に、ふと競馬新聞を見ずに予想をすれば儲かるのでは?と考えるようになります。

それがメタボ教授の予想の原点です。

まず「パドックだけで予想をする」事を始めました。
しかしそれは「不可能である」事を思い知らされます。
パドックの章で解説した通り、TV中継の秒数だとチェック出来る範囲に限界があるからです。

そこで軌道修正をして「競馬新聞を見ない」のではなく『馬柱を見ない』という方針にしました。
具体的にはスピード指数や血統を予想の軸として取り入れます。
当時はスピード指数や血統を予想に取り入れる競馬予想家も居ましたが、両方取り入れている人は少なかったはずです。
やがて、レースVTRを見て馬の個性を確認したり、力を出しきれなかった馬をメモするようになりました。

最終的に
「総合的な予想をすればいい。何故なら多くの競馬予想家は特定のファクターにこだわるので」
という結論に至ります。

これにより、とりあえず競馬で勝てる方法は何となく解りました。
でも「全ての予想を網羅するには時間が足らない」という壁にぶち当たります。

そこで決断をしました。
自分で作っていたスピード指数をヤメて、市販の指数に切り替えます。
調教も「パドックを見れば十分だ」と割り切り、入念にチェックしなくなりました。
血統も似たような配合の馬ばかりになったので、そこまで重視していません。

もちろん、買うレースを絞る事も重要です。
自分の得意パターン・不得意パターンを徹底分析しました。
その結果、効率よく勝てるようになります。
しかし、新たな問題が生じました。
「時代の変化に対応出来ない」点です。

調教や血統をあまり重視しなくなったわけですが、情報収集を疎かにした結果、細かな変化に1年以上気付かないケースがありました。
やはり、重視してない分野でも最低限のチェックは必要です。
そのバランスの取り方は今後の課題だと思っています。

10-2.近年の予想トレンド
まずは何と言っても映像分析です。

2015年の春からJRAのホームページで全レースの動画が見られるようになりました。
2017年1月からはパトロールビデオも全レース公開されています。
グリーンチャンネルのレースリプレイをハードディスクに録画して・・・という苦労をしていた僕からすれば、随分楽になったものです。

その反面、レース映像を重視する人が増えました。
最近では不利があると次走で過剰人気します。

とはいえ、2走後・3走後はオッズに殆ど反映されません。
また、「ペース適正」や「路面状態」や「折り合い」や「騎手」など細かな部分まで見ている人は少ないように思えます。
この本に書かれた要点を押さえておけば、レース映像を分析する価値はまだまだあるはずです。

それと最近は「売れやすい馬券の組み合わせ」を意識して買う人が多くなりました。

オッズの歪みを考えるのは案外効果的です。

競馬ファンの大半が「的中率」と「配当」のバランスを無意識的に考えます。
的中率が恐ろしく低そうな馬券、もしくはリターンが少ない馬券には手を出しません。

例えば単勝1.1倍の馬なんて買いたくないわけです。
配当がある別の馬を無理矢理買おうとします。

その結果、単勝1.1倍の馬の期待値は高いです。
しかし、それと同時に他の馬の期待値が低くなる事を意識して下さい。
1.1倍の馬を買いたくないなら、他の馬を探すより「馬券購入を見送る」のが正解です。

逆に1番人気の単勝オッズが4倍を超える場合は概ね穴馬の期待値が高くなります。

関連して「馬券の組み合わせ」も重要です。
一般的に買われやすいのは「人気馬=穴馬」という組み合わせになります。

特に「4番人気~6番人気」あたりの馬は期待値が低いと考えて下さい。
これは簡単な話、人気馬から4~5頭に流す人が多いからです。
ボックスでも4~5頭をピックアップする人が大半だと思います。
流しやボックスは1点あたりフラットな金額で買うわけです。
その場合、「的中率が低くて配当が高い組み合わせ」は必要以上の金額を買う事になります。

その対策として1点1点購入金額を変えてもいいのですが、本書で述べた通り、買い目を絞ることを意識して下さい。
穴馬を軸にして、
ヒモには
「似たような脚質の馬」
「似たようなペース適正の馬」
を買うのが正解です。
軸馬とタイプが異なる馬なら人気でも蹴っ飛ばしましょう。

オッズの偏りを意識して馬券を買うのも有効な技術介入ではありますが、そういった考えを持つ人は年々増えています。
近い将来通用しなくなるかもしれません。
オッズ分析予想を否定するつもりはありませんが、程々にしておきましょう。

「VTR派」・「オッズ派」の他には「データ派」に注視する必要があります。

データ派のメリットは「擬似的な期待値を出すことが可能」な点です。
算出した期待値が正しいかどうかは別として、期待値100%オーバーの買い方を見つけた時点で勝った気分になれます
アナログ予想と違って賢そうに見えるのも人気の理由です。
今後もデータ派は増え続けるでしょう。

データ予想については繰り返しとなりますが、信頼性(再現性)を精査しないとダメです。
「たまたま偏っただけなのでは?」
「過去のデータは今回行われるレースと本当に関連性があるのか?」
といった視点でデータを見て下さい。

これだけでは解りにくいと思いますので、追加コンテンツとして実践的なデータ分析の考え方を解説しました。

補講:データとの正しい向き合い方

一方で、多くのデータ予想派は「期待値100%オーバーの買い方を見つけた」だけで半分満足してしまっています。
そういった意味では改良・発展の余地がある分野です。

10-3.今後の見通し
近年「競馬の変化」というのは小さく、予想理論はある程度煮詰まりました。
「競馬を一生懸命勉強しても、次々新しい理論が出てきてキリがない」という状況にはならないはずです。

一度公開された予想理論は一般の競馬ファンへ徐々に浸透していきます。
全体の予想レベルが上がると、競馬で勝つ事が難しくなるのは言うまでもありません。
今勝っている人も『予想理論の煮詰まり』は危惧していると思います。
これからどうすればいいのでしょうか。

結論的には先述した通り
「大半の競馬予想家は特定のファクターにこだわるので、総合的な予想をすればいい」
という考えに行き着きます。

今後は「情報をいかに効率よく集めるか」が勝負の鍵になるはずです。

とは言え、競馬メディアは昔からあまり進歩していません。
有料で配信されている情報ですら詐欺まがいなモノがあります。
無論、ネットで無料公開されている情報は「殆ど価値が無い」と考えて下さい。
メタボ教授の競馬ブログだって例外ではありません。

そんな中、今後もてはやされるのは『予想に役立つ情報(ツール)を提供する』サイトです。

例えば「パドック診断」というのは有料でも需要があると思います。
しかし、パドック診断の類でオススメ出来る人は僕が知る限り存在しません。
何故なら「予想を含めた」評価を提供しているからです。
知りたいのは「馬の状態が前走と比べて良いのか悪いのか」の1点だけであり、その人の予想が知りたいわけではありません。
パドックに限った話ではなく、競馬予想家を名乗る人たちは「予想の提供」に重きを置いてしまっています。

そうは言っても一般の競馬ファンが求めているのは「予想に役立つツール(情報)」ではなく「勝てる予想」です。
勝てる予想なんて有料でも公開されないわけですが、それを理解している人は少ないと思います。
そのため、競馬メディア・ブログが「予想」をメインコンテンツに据えるのは今後も変わらないでしょう。

競馬で勝ちたいなら「他人の予想」をあまり参考にせず「客観的な情報の収拾」を優先して下さい。
普段の情報収集については
・最新の競馬ニュース
・ネットで予想を公開している人がどの程度のスキルなのか
の2点を最低限フォローしておけばOKだと思います。

あとは有用な予想ツールが登場する事を祈るばかりです。
いいツールが見つかりましたら、また改めてブログで紹介します。

終わりに

JRAは長らく売上の低迷が続いて来ましたが、近年ようやく底が見えました。
パチンコ・パチスロに規制がかかったり、オートレースが払い出し率を下げるなどした関係で、他のギャンブルから競馬に転向する人が増えています。

またスマホが普及し、殆どの人がネットを使えるようになりました。
JRAがネット対策を強化すれば、伸びしろはまだまだあるでしょう。
新規プレイヤーが増えれば
それだけ競馬で勝ちやすくなります。

メタボ教授の最終目標は
競馬メディアの発展に寄与し、新規プレーヤーの獲得に貢献する事です。
それが僕自身の馬券回収率の向上にもつながります。

最終目標をそこに置いているため、今後も「勝ちに徹した競馬予想ブログ」にするつもりはありません。
ゆえに僕のノウハウはこの書籍で公開させて頂きました。

尚、本書の追加コンテンツとして質疑応答のページがあるので是非ご覧下さい。
皆様から寄せられた質問にメタボ教授が回答するページ

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