今回は東京競馬場で行われる第10回ヴィクトリアマイルを予想します。
ヴィクトリアマイル2015
出走馬枠順・単勝予想オッズ
馬番 | 馬名 | 単勝予想 | 騎手 |
---|---|---|---|
1 | タガノエトワール | 32.5 | 川田将雅 |
2 | カフェブリリアント | 11.9 | 福永祐一 |
3 | スイートサルサ | 21.5 | 田中勝春 |
4 | レッドリヴェール | 8.3 | C.ルメール |
5 | ストレイトガール | 14.8 | 戸崎圭太 |
6 | ディアデラマドレ | 4.8 | 藤岡康太 |
7 | ケイアイエレガント | 43.6 | 吉田豊 |
8 | バウンスシャッセ | 27.8 | 北村宏司 |
9 | ベルルミエール | 71.6 | 川島信二 |
10 | ハナズゴール | 96.8 | 丸田恭介 |
11 | スマートレイアー | 14.8 | 武豊 |
12 | アルマディヴァン | 115.8 | 勝浦正樹 |
13 | メイショウマンボ | 18 | 武幸四郎 |
14 | ウエスタンメルシー | 69.3 | 内田博幸 |
15 | ヌーヴォレコルト | 2.4 | 岩田康誠 |
16 | リトルゲルダ | 85.6 | M.デムーロ |
17 | ショウナンパンドラ | 19.7 | 浜中俊 |
18 | ミナレット | 167.7 | 江田照男 |
駄メタボ教授の血統予想・展開予想
今日の馬場を見ると外差しが決まっていました。ただ内が悪いようにも見えなかったですし、東京は少し雨が降っていますので明日にならないと解らないです。
いちおう「やや外有利」で予想します。
早いものでヴィクトリアマイルも10年が経ちました、最初の頃は開催5週目Aコースだったので2007年のレースのように内を開けて走ることもありました。
こういう競馬になるとスローペースになりやすくなります。
逃げ馬が馬場の内を開けて走る場合、騎手が「ラチ沿いから3メートル開けて走れ」と馬に言っても通じるわけがありません。騎手が無理矢理馬を外に向けるわけですが、同時に「速いペースで逃げろ」と手綱を押す事は不可能ですので、どうしてもスローになりやすいです。
一方でBコース替わりでの開催となった近年は相対的に内が有利となりました。
例2014年ヴィクトリアマイル
いちおう今日の競馬を見てここまで内有利になならないとは思いますが、逃げ馬が内を開けて走るような事も無いと思います。
逃げる候補はケイアイエレガントかミナレットだと思います。
ケイアイエレガントはスローに落として4コーナーから加速して突き放すタイプの逃げ馬です。
昨年もいい加速力を見せましたので、強力な先行馬がいない今回は面白い穴馬だと思いますが、今日の馬場は内側があまり伸びていなかったので見送ります。
ミナレットが逃げる時は騎手がゲートから手綱をしごいて逃げています。
江田照男騎手なので、思い切って大逃げするかもしれませんが、他が無視するはずなので、やはり例年通りスローペースなのかなと思います。
では有力馬を見てみましょう。
ヌーヴォレコルトは久々のマイルがどうかと言われていますが、母方の血統はゴリゴリのスプリンターであり東京マイルならむしろ適正が高いと思います。
相対的なトップスピードはやや劣りますが、先行して押し切る事が出来る馬なので特に問題ありません。
が、今回は外枠を引いてしまいました。
この馬かなり引っかかる馬なのですが、近走は岩田騎手がゲートから出して行っています。
中山記念2015
前に馬を置けばこういう事も出来ますが、外枠で出して行くとかなりのリスクがあります。
外枠に入っても崩れてない(チューリップ賞・こうやまき賞)ので流石に切るわけにはいきませんが、本命には出来ませんので対抗評価という事で。
ディアデラマドレ
前走の敗因は位置取りです。
出遅れたのは仕方ないにせよ、3コーナーまでに前と詰めておかないと下り坂区間で仕掛けられない京都外回りだと詰めるタイミングがありません。結果的に残り2Fだけの競馬をしました。2ハロンしかトップスピードに乗せてないのに31秒台というのは驚異的です。ゆえにスローの上がり比べならこの馬という事で人気になるのは当然だと思います。
ただ問題なのは「何故3コーナーまでに差を詰められなかったのか?」
という所です。
馬のタイプを考えれば最後の直線までGOサインは出せないのでしょうが、馬の気にまかせてマイルを走らせるとあのスピードなら大問題です。明日のヴィクトリアマイルもスローだとは思いますが、極端なスローだったマイラーズカップでアレですから当然最後尾からの競馬となります。
先週みたいにトップスピードが殺される馬場なら凡走する可能性もありますので押さえまでです。
レッドリヴェール
先週もグランシルクを切るときに言ったようにステイゴールド産駒は東京マイルだと純粋なトップスピードが足りません。
ただこの馬はドスローの桜花賞でヌーヴォレコルトに先着しているのが気がかりです。
レッドリヴェールについては秋華賞の振り返りで次のように評しています。
『レッドリヴェールの福永騎手は内で脚を溜めてヌーヴォレコルトの抜け出すスペースをトレースするというパーフェクトな騎乗と言っていいと思います。でも結果は着外です。どうしちゃったんでしょうね。
折り合いに難があるわけでもないので距離云々ではなく、桜花賞や阪神JFの距離に戻しても人気するならあまり買いたくないです。
福永騎手が悪いとは思えませんが、闘魂注入してくれるような騎手に変えるべきなんでしょうかねえ。
』
それで前走ルメールだったわけですが、上向き兆候は感じられました。
逆を言えばルメールが乗ってアレなので、今回もバッサリ切ろうと思います。
カフェブリリアント
この馬はトップスピードの高いキレキレの差し馬なのですが、スタートは抜群に良い馬です。
それを無理矢理下げていたのですが、前走は抑えずに追走して勝ちました。距離が伸びることを騎手がどう考えるか心配ですが、当然同じ競馬をすれば頭まであると思っています。
問題は外が伸びる馬場だった時に内枠が仇になる可能性があることです。
それで穴馬なのですが、特に見つかりません。
スイートサルサ、バウンスシャッセ、メイショウマンボあたりはトップスピードが足らないと思います。
消去法的にタガノエトワールかショウナンパンドラとなりますが、外枠を引いたのとマイルを追走という点でショウナンパンドラを上に取ろうと思いますが、微妙なオッズです。
結局人気と実力を考えればこれぞという馬がいないので、おそらくヌーヴォレコルトから観戦料程度の金額を買うだけだと思います。
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