今回は競走馬の怪我についてオサライします。
目次

骨折

これは人間にもある「骨折」です。

ただ、人間と違って普通に走っていても起こります

何故ならサラブレッドは500KGくらいの体重を、あの細い足で支えているからです。

「足が4本あるので重さが4等分される」と思いがちですが、走行時は4本共に別々の動きをしているため、地面に着地した瞬間は足1本で体重を支えます。



 

特にレース中の骨折は多いです。

危ないのは「馬場が固い状態」と「雨がチョイ降りで滑る馬場」となります。

まず、馬場が固い状態というのは「時計が出やすい」という事とほぼ同じ意味です。

ただ、開幕週だと芝が生えそろっていてクッション性が保たれているのに対して、最終週のボコボコになった馬場を無理矢理固めてしまう馬場だとクッション性がありません。

ゆえに同じ時計が速い馬場でも、最終週の方が危険だと言えます。

「雨で滑る馬場」は人間ならスリップ転倒する危険な路面です。

サラブレットは蹄の形によって「濡れた路面が得意な馬」・「不得意な馬」が居ます。

不得意な馬は雨降り馬場で滑って力を出し切れません。

ドゥラメンテは宝塚記念のゴール後に足を滑らせ骨折し、引退する事となりました。

逆に骨折しにくいのはダートとか調教コースです。

ただ雨が降ると逆に滑りやすくなるコースもあります。

大雨時は調教をトラックから芝に変えるケースも珍しくありません。

屈腱炎

屈腱炎は骨折と違って腱の病気です。

足の動きを司る腱が炎症して腫れます。

 

発症原因については諸説ありますが、骨折のように高速馬場や濡れた路面は関係ないはずです。

屈腱炎は細胞内部での問題ですから、疲労蓄積の側面が大きいと思います。

 

以前は発症しただけで「競走生活終了」というくらいの病気だったのですが、近年は「臀部の脂肪組織にある幹細胞を腱に移植」するなどの治療技術が発達しました。

ただ、それでも手術から復帰まで相当時間がかかる病気です。

それなりに強い馬でないと治療せず引退する事になります。

挫跖

蹄の底の部分の怪我です。

路面と接地する面の怪我なので
軽傷でもレースを使うのは不可能です。

起こる原因としては、石を踏むというありきたりなものから、走行中に前足と後ろ足がぶつかって起こる事もあります。

大半は数日で治るような軽傷で、公表されない事も多いです。

ただ、カジノドライヴのベルモントステークスのように海外遠征までして、レース直前で挫跖を発症させて取り消すケースもあります。

競走馬の管理というのは難しいです。


ソエ

管骨の骨膜炎という症状です。

炎症するのは屈腱炎と一緒ですが、炎症を起こす場所が異なります。

ソエは馬が成長すると発症しにくい病気です。

骨格が完成されてない若駒に強い調教をした時に発症します。

屈腱炎同様にレース中で発症するケースは少ないです。

フレグモーネ

これは皮膚の病気です。

外傷部位から細菌が入り込んで疾患を起こします。

脚関係の病気では無いため、競走能力の減退にはつながりません。

ただ、発熱し痛みも伴うためレースへの出走は無理です。

発症すると数日から一週間くらいは安静が求められます。

予後不良

重度の骨折などをした場合、
治る見込みが無い時は
安楽死の処分となります。

それが予後不良です。

種牡馬や繁殖牝馬になるような馬だと
何とか救命したいのが
生産者側の本音でしょう。

しかし、馬は歩けず寝たきりになると病気となり、やっぱり死んでしまいます。

今後獣医学が進歩すれば予後不良の判断基準が変わるはずです。

 

以上が競走馬に関わる病気や怪我の話でした。

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