今回は馬体重(ばたいじゅう)と斤量(きんりょう)の話をします。

目次

馬体重

レースに出走する馬の体重です。

レースの1時間前に発表されます。

テレビ中継や競馬場・ウインズ・インターネットでも確認可能です。



馬体重は2KG単位で発表されます。

地方だと1KG単位で発表され、海外だと国によっては馬体重を計測しません。

JRAが2KG単位で計測する理由は「それ以下は誤差の範囲内」という考え方に起因しています。

馬の体重は400KGや500KGもあるわけです。

馬の+1KGは人間で言えば0.2KGとか0.3KGの増減となります。

そのため誤差として扱っても問題ないでしょう。

ちなみに馬体重は床に仕込まれた体重計に乗って計測します。

馬体重計測

4足の体重のかけ方によっては1KGや2KGの違いはあるはずです。

また、体重計に乗るのを拒否する乙女みたいな馬もいて、「計測不能」という事も稀にあります。

馬体重を計測するにも、苦労が多いわけです。

最適な馬体重は色々議論がありますが、一般的には『好走時の馬体重と同じなのがいい』と考えられています。

また「短期間で二桁の増減も良くない」と言われています。

馬体重を参考にして馬券を買うと精度が上がるはずです。

調教後馬体重

G1など大きなレースでは調教後にも馬体重を発表します。

前日など早い段階で馬券を買う人に対する配慮です。

この「調教後馬体重」は追い切り後に計測されます。

水曜日か木曜日に追い切られますが、レースは数日後です。

その間に体重は大きく変わります。

金曜日に調教するケースもありますし、輸送で減ることもあるわけです。

そのため、参考にならない数字だと自分は考えています。

斤量

馬が背負う重量です。

「騎手の体重+馬具の重さ」の合計となります。

指定の斤量に足りない場合は重りを入れて調整しますが、指定の斤量よりも重い場合はどうしようもありません。

そのため騎手は減量も重要な仕事です。

ルール上は指定の斤量より重くても失格にはなりませんが、罰金となります。

重くなって良いことは一つも無いです。

重量オーバーするような騎手には騎乗の依頼が来なくなるので、オーバーで乗る騎手は殆ど居ません。

一方でレース後に指定の斤量より軽い場合は失格です(1KG以上軽い場合)。

過去には失格になった例もあり、1999年にシンコウシングラーの件があります。

「斤量調整に使う予定だった2KGの重りの入れ忘れ」と言われていますが、真偽は解りません。

2001年のフェブラリーSでは岡部騎手がレース前に「ゴメン軽いわw」と申告して重りを取りに検量室まで帰りました。

そのためレースが大幅に遅れます。

結果は2着でしたが、そのまま走っていたら失格でした。

G1で失格になっていれば大きな問題となっただけに、未然に防げて良かったです。

斤量の有利不利

軽い斤量ほど基本的には有利です。

昔から「1KG軽いと1馬身有利」と言われています。

ただ、距離や路面状態によって変わるはずです。

そこまで研究して買いましょう。

定量戦・別定戦・ハンデ戦の違い

NO.1を決めるなら本来は同じ斤量が望ましいですが、競馬はギャンブルのため年齢・性別・賞金によって変わります。

年齢については同じ年齢同士で走るなら基本一緒です。

成長期に併せて「2歳」・「3歳」・「4歳」・「5歳以降」と分けて決められます。

1年間同じ斤量ではなく、季節によっても変わります。

また、性別によっても斤量を分けています。

牝馬(メス)は牡馬(オス)より2KG軽いです(2歳夏は1KG)。

これらの補正を加えたレースを「定量戦」と言います。

それに加えて賞金額も加味されるのが「別定戦」です。

賞金が多ければ多いほど強いと考えて斤量が重くなります。

そのため、賞金を沢山持っている馬は斤量が重くなり過ぎるので参加しません。

基本的には「◯◯万円毎に1KG増加」という形となります。

ハンデ戦はハンデキャッパーが斤量を決めるレースです。

ハンデキャッパーが重要視するのは「レースでの着差」と言われています。

「どの馬にどれだけの着差で走ったか」をデータ整理するのがハンデキャッパーの仕事です。

大敗が続いている馬ほど軽くなのですが、48KGが下限となります。

それ以下だと乗れる騎手が居なくなるからです。

48KGでも乗れる騎手はごく僅かのため、現実的には弱い馬でも52KG~53KG背負わされるケースが多いです。

つまり、正確なハンデを付けているわけではなく、乗れる騎手を確保する事情にも配慮しています。

そのため、斤量が軽いからと言って他馬と互角に戦えるわけではありません。

以上が馬体重や斤量の話です。

重さの影響については色々議論がありますが、今回は一般論をまとめてみました。

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