今回はレースの着順を決定する写真判定や降着制度について解説します。

写真判定の仕組み

レースの着順は決勝審判という役職の人が目視で判定します。

判定の基準となるのが決勝写真撮影カメラです。

決勝撮影監視カメラ
(画像はJRAのHPより転載)

簡単に説明すると、決勝線(ゴール)の真正面にカメラを置いて連続撮影します。

-----sponsored link-----

それをつなぎ合わせて判定する仕組みです。

TV中継と違う判定

地上波やグリーンチャンネル(場内放送)だと「残ったと思ったのに差されていた」という事がよくありますが、それはカメラアングルの問題です。

昔は真正面から撮影する競馬場が多かったのですが、近年は斜めから撮影する競馬場が多くなりました。

グリーンチャンネル(場内放送)だとゴール後に真正面からのカメラ映像も出てくるので、判定にも納得がいきますが、地上波もあの映像を流すべきだと思います。

誤審も

人間の目で判定するので、誤審も実はあります。

1986年に阪神競馬場で起きました。

2着と3着を間違えて発表してしまったのです。

JRAが非を認めて、両方の馬券を当たりとしました。

しかし、確定後から3時間も経過した後だっただけに「馬券を捨ててしまったけど、どうしてくれるの?」と暴れる客が続出します。

そういう時のためにJRAは柔道の日本代表クラスの選手を職員として雇っているわけですね。

それ以降は明確な誤審はなくなりましたが、真正面からの映像と一致しない判定は過去何回か経験しています。

あくまで、人間の目視でやっていますので仕方ありません。

同着

決勝審判が「どちらが勝ったか解らない」と判断した時には同着となります。

払い戻しも「判定した場合に起こりうる、全ての通り」で払い戻されるルールです。

例(1着5番6番同着、3着2番の場合)
単勝は5番・6番両方当たりです。
複勝は5番・6番・2番の当たりと変わりません。
馬単は5→6、6→5両方当たりとなります。
3連単は5→6→2、6→5→2の2通りが的中です。

2つ当たりが出るわけですから
配当は概ね半分となります。

あとレアケースとして、決勝写真撮影カメラに死角が生じて判定出来ない場合も同着です。

多数の馬が横並びになった時に起こる事があります。

-----sponsored link-----

降着制度

決勝審判が到着順を確認した順位で、そのまま決まるわけではありません。

指定された斤量より軽く走っていたり、あまりに酷いラフプレーがあれば失格となります。

また他馬を妨害する事により、順位を下げられるケースもあります。

2012年までは「どれだけ被害があったか」を重視して判定されていましたが、2013年からは「不利を受けなければ前の馬を交わしていたか」という基準に変更されました。

これには各所から異論が噴出しています。

例えば、2016年の皐月賞でデムーロ騎手の馬が斜行して降着となりましたが、

前年の方が酷い斜行でした。

「不利を受けなければ交わしていたか」という基準は早い段階で不利を受けたら先着したかどうか解らないので欠陥ルールなんですよね。

その結果、余程の事をしなければ降着しないので、やったもの勝ちとなります。

それだけならまだいいのですが、「不利を受けなければ交わしていたか」という基準すらテキトウです。

2013安田記念(セーフ)

2015年4月18日阪神最終レース(アウト:降着)

ちなみに今回アウトになった2事例の被害を受けた側は両方武豊騎手です。

おそらく彼が降着を判定しているのだと思います。

冗談ではなく、降着判定委員も代替わりしていて、武豊騎手よりもペーペーな現場職員の方が多いはずです。

そういった感じで、昔に比べると判定に整合性が無くなりました。

武豊騎手が「元の制度に戻せ」と提言して欲しいものです。

競馬用語解説一覧

当ブログの管理人がメインレースを予想&回顧
競馬予想記事

レース結果や敗因振り返り記事

種牡馬血統記事一覧

パチスロ記事

-----sponsored link-----