という事で今回から競馬初心者講座を本格的に始めます。

第一回目は「競馬の競走体系について」です。

レースに出走する馬はJRAが適当に決めているわけではありません。

馬を管理する側が出たいレースに登録します。

成績や条件に応じて出られるレースが限られますので、全てのレースを使うことは不可能です。

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レースの基本体系は下記のようになっています。

競馬競走体系

新馬・未勝利戦を順々に勝ち上がり、最終的にはG1を勝つのが目標です。

基本的には他のスポーツと同じようにピラミッド型となっています。

上に行けば行くほど賞金が高くなる仕組みです。、

ちなみに1600万下とか1000万下は聞き慣れない言葉ですが「稼いだ賞金を元にして」グループ分けをしています。

関連:収得賞金と本賞金との違い

競馬の世界の特殊性

最終目標であるG1は24種類もあります。

例えば「ダービー」と言うレースの名前は競馬ファンで無くても聞いた事があるはずです。

競馬の世界で生きる人にとってダービーを勝つことは最も名誉な事ですが、ダービーを勝った馬が現役最強ではありません

と言いますのもダービーは3歳馬しか参加出来ないからです。

馬の3歳というのは人間で言うところの中学生か高校生にあたります。

どうして「3歳馬限定」のレースが重要なのでしょうか。

それは、競馬が元々「乗用馬育成」を目的としている事にあります。

要は家畜ですから成長が早いのは正義です。

そのため、若い馬対象のG1レースは数多く存在します。

もちろん「現役NO.1決定戦」というレースもしっかり存在します。

代表的なのは年末に行われる有馬記念です。

ただ有馬記念は距離が長いので、短い距離を得意とする馬は出てきません。

距離の違いだけではなく、競馬場が違うとコース形態が変わります。

京都競馬場
京都芝

東京競馬場
東京芝

関連:競馬場ごとのコースの特徴

また路面が緑の芝だけではなく、ダート(砂)コースもあります。

東京ダート

更に障害競走というものも存在します。
障害レース

関連:障害の種類と名場面・迷レース

あとは性別の違いです。

競馬は牡馬(オス)も牝馬(メス)も一緒にレースをするのですが、中には牝馬限定戦もあります。

G1の紹介

JRAで行われる24個のG1の概要を紹介します。

2歳馬限定

朝日杯フューチュリティステークス・・・阪神競馬場芝1600M(2歳牡馬NO.1決定戦)
阪神ジュベナイルフィリーズ・・・阪神競馬場芝1600M(2歳牝馬NO.1決定戦)

3歳馬限定

クラシック3冠

皐月賞・・・中山競馬場芝2000M(3歳牡馬の3冠レース第1戦)
ダービー・・・東京競馬場芝2400M(3歳牡馬の3冠レース第2戦)
菊花賞・・・京都競馬場芝3000M(3歳牡馬の3冠レース第3戦)

牝馬3冠 

桜花賞・・・阪神競馬場芝1600M(3歳牝馬の3冠レース第1戦)
オークス・・・東京競馬場芝2400M(3歳牝馬の3冠レース第2戦)
秋華賞・・・京都競馬場芝2000M(3歳牝馬の3冠レース第3戦)

ちなみにクラシック3冠は牝馬も参戦可能です。

近年だとウオッカがダービーを勝っています。

ただ、日程の関係上、クラシック3冠と牝馬3冠を掛け持ちするのは現実的に無理です。

あとこの他に
NHKマイルカップ・・・東京競馬場芝1600M(3歳マイル王決定戦)
というG1も存在します。

4歳以上

基本的には現役NO.1を決める戦いです。

そのため、大半のレースは3歳馬も出走可能となっています。

短距離路線
高松宮記念・・・中京競馬場芝1200M(春のスプリント王決定戦)
スプリンターズステークス・・・中山競馬場芝1200M(秋のスプリント王決定戦)
安田記念・・・東京競馬場芝1600M(春のマイル王決定戦)
マイルチャンピオンシップ・・・京都競馬場芝1600M(秋のマイル王決定戦)

中・長距離路線
天皇賞(春)・・・京都競馬場芝3200M(長距離王決定戦)
宝塚記念・・・阪神競馬場芝2200M(ファン投票で選ばれる上半期の締めくくりとなるG1)
天皇賞(秋)・・・東京競馬場芝2000M(中距離王決定戦)
ジャパンカップ・・・東京競馬場芝2400M(海外馬招待レース)
有馬記念・・・中山競馬場芝2500M(ファン投票で選ばれる1年の締めくくりとなるG1)

ダート路線
フェブラリーステークス・・・東京競馬場ダート1600M(冬のダート王決定戦)
チャンピオンズカップ・・・中京競馬場ダート1800M(年末のダート王決定戦)

牝馬路線
ヴィクトリアマイル・・・東京競馬場芝1600M(牝馬のマイル王決定戦)
エリザベス女王杯・・・京都競馬場芝2200M(牝馬の中距離王決定戦)

障害レース
中山グランドジャンプ・・・中山障害コース(海外馬を招待して行われる障害レース)
中山大障害・・・中山障害コース(年末に行われる障害NO.1決定戦)

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どこを目指すかは自由

他の競技だとピラミッドの頂上は一つですが、競馬は数多くの頂点があります。

年齢制限や牝馬しか出られないレースはありますが、基本的にどのG1を目指すのも自由です。

ただ、G1レースというのはその分野のスペシャリストが集結するため、1頭の馬で複数種類のG1を勝つのは難しくなっています。

G1コレクトの過去最高はディープインパクトの7種類です。

レースが細分化されていますので、10種類以上勝つ馬はおそらく出てこないと思います。

歴史的名馬であるオルフェーブルとロードカナロアは同じ年に生まれながらも適性が全く異なるため、この2頭が顔を合せる事は一度もありませんでした。

一方でナリタブライアンは3200MのG1から1200MのG1までチャレンジしました(勝てませんでしたが)。

同じ種類のG1ばかりでも数多く勝つことに意義はありますし、様々な種類のG1を勝つことにも意義はあります。

どちらがいい悪いというのは特に無いです。

デビューや引退も自由

競走馬としての生活の始まりと終わりもまた自由です。

2歳馬限定や3歳馬限定のレースでデビューするのが基本ですが、必ずそこでデビューしなければいけないというルールはありません。

引退についても特に規定はありません。

全く勝てなくなって乗馬に転身するか、繁殖に上がる事が決まって引退というパターンが殆どです。

例えば、レディブロンドという馬は5歳でデビューしています。

いきなり1000下から使って、そこから5連勝です。

その勢いでG1スプリンターズステークスに参戦して惜しくも4着でした。

その後は引退し、繁殖牝馬となります。

わずか3ヶ月半の現役生活でした。

一方でトウカイトリックのように10年間トップクラスで走り続けた馬も居ます。

競馬の世界はオープンワールドのゲームみたいに自由なので、色々なストーリーが展開されます。

それが魅力の一つです。

次回:第3講「POGでの遊び方」

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